スタッフブログ

国宝・多賀城碑と桜の木

宮城県多賀城市には、奈良時代から残る 国宝『多賀城碑(たがじょうひ)』 がある。
日本三古碑のひとつに数えられ、東北の歴史を物語る貴重な記録だ。

そんな多賀城碑の周辺には、春になると美しい桜が咲き誇る
古代から続く歴史と、春の訪れを告げる桜が織りなす風景は、多賀城ならではの魅力といえる。

今回は、多賀城碑の歴史と、桜の木との関わり について紹介しよう!

国宝・多賀城碑とは?

多賀城碑は、奈良時代の天平宝字6年(762年)に建立された石碑で、多賀城の設置や歴史が刻まれた記念碑 だ。

📜 基本情報

建立年:762年(奈良時代)
材質:安山岩
高さ:約180cm
内容:多賀城の設置、改修、律令国家の東北支配に関する記述

なぜ国宝なのか?多賀城碑の価値

📖 日本最古級の石碑!

多賀城碑は、日本で現存する数少ない 奈良時代の石碑 のひとつ。
日本国内には古い石碑がいくつかあるが、奈良時代に建立されたことが明確にわかる石碑は非常に珍しい んだ。

📖 東北の歴史を語る貴重な記録

この碑文には、当時の東北地方における政治や軍事の記録が刻まれている。
奈良時代、日本政府(律令国家)は東北地方を統治するために多賀城を設置し、蝦夷(えみし)と呼ばれた人々との関係を築いていた。
多賀城碑は、その統治の歴史を伝える重要な記録 となっている。

📖 日本三古碑のひとつ!

多賀城碑は、日本三古碑(にほんさんこひ) に数えられる。
📌 多賀城碑(宮城県) → 奈良時代の東北支配の歴史を記録
📌 那須国造碑(栃木県) → 奈良時代以前の豪族の歴史を伝える
📌 多胡碑(群馬県) → 上野国(現在の群馬県)の土地支配の記録

この3つの石碑は、日本の古代史を知る上で極めて重要な資料とされ、いずれも国宝に指定 されている。


多賀城碑の内容を簡単に解説!

碑文には、奈良時代に多賀城がどのように建設され、修復されたのかが記されている。

📝 碑文の概要

「多賀城は、神亀元年(724年)に大野東人(おおののあずまひと)が築いた」
「天平宝字6年(762年)、藤原恵美朝臣朝獦(ふじわらのえみのあそんあさかり)が修築した」

この記述から、多賀城が724年に創建され、その後762年に改修されたことがわかる
これは、東北地方における律令国家の進出の歴史を示す、極めて重要な記録なんだ!


多賀城と桜の関係

🌸 古代から続く桜の風景

多賀城があった奈良時代から、桜は日本人にとって 春の訪れを告げる象徴 であり、貴族や役人たちも花を愛でていた だろう。現在も、多賀城碑の周辺にはたくさんの桜が植えられており、春になるとピンク色の花が咲き誇る。
歴史を感じながら、桜の花びらが舞う景色を楽しむことができるんだ。


多賀城の桜を活かした燻製チップ

🌸 桜チップを使ったナッツとしての活用

実は、復元工事の為に伐採された桜の木を活用して燻製チップを作る取り組み も行われている。
伐採された桜の木をそのまま廃棄するのではなく、燻製用のチップに加工することで、環境に優しく、桜の香りを活かした燻製が楽しめる というわけだ。

桜チップを使った燻製は、歴史を感じさせる悠久の香りが特徴
ナッツで多賀城桜の悠久の香りを食の形で楽しむことができる!


歴史と桜が織りなす多賀城の魅力

国宝・多賀城碑は、日本最古級の石碑であり、東北の歴史を伝える重要な記録!
多賀城跡の周辺には、奈良時代から続く桜の美しい風景が広がる!
多賀城の桜を活かした燻製チップは、食の面でも楽しめる魅力的なアイテム!

歴史を感じながら、桜の花が咲き誇る美しい風景を楽しめる多賀城。
春の訪れを感じるこの季節、ぜひ足を運んでみてほしい! 🌸🏯✨

前の投稿
燻製チップでナッツをもっと美味しく!桜チップ&ウイスキーオークチップの魅力
次の投稿
出会いと別れの季節に、お酒とナッツを添えて
この記事を書いた人

関連記事